スヌ校長の校長室―IN MEMORIAM 前田朴神父
スヌ校長の飼い主が、幼稚園のころ〜中学生のころまで、
お世話になった神父様です。
大阪教区司祭
使徒ヨハネ 前田 朴 （まえだ・すなお）
（1911〜1988）
武庫之荘教会主任司祭、
司教総代理、
大阪信愛女学院短期大学教授、
レジオ・マリエ大阪セナートス指導司祭、
近畿教誨師連盟理事長。
良い戦いを戦い、走るべき道程を走り終え、
信仰を守り抜いた（Uテモテ４・７）主の司祭を、
復活の栄光にお導きください。
1911年９月27日 長崎で生れる。仲知教会出身。
1911年９月28日 仲知教会で受洗。
1940年３月23日 ローマ、プロパガンダ大学で司祭叙階。大阪教区司祭に。
1940年８月〜46年 夙川教会助任司祭。
1946年９月〜52年 田辺教会主任司祭。
1952年９月〜62年 北浜教会主任司祭。
1954年〜 大阪教区顧問
1962年10月〜79年 豊中教会主任司祭。
1979年４月22日〜 武庫之荘教会主任司祭。
1979年〜 司教総代理
1988年８月23日 巡礼旅行中にトルコ、アンカラにて帰天。享年77歳。
前田朴神父の甥御さん
として活躍しておられるのは、
長崎出身で大阪教区大司教の
前田万葉枢機卿
、
そして
真浦健吾神父
（長崎教区司祭）のお二人です。
郷里の長崎・五島列島の仲知（ちゅうち）には、前田朴神父記念館があります。
（1988年９月４日付け 『カトリック新聞』より）
巡礼旅行中アンカラで急逝
前田朴＝まえだすなお＝神父
（大阪教区司教総代理、武庫之荘教会主任）８月23日午前２時15分（現地時間）、巡礼先のアンカラのホテルで急性心不全のため急逝した。七十六歳。一九一一年（明治44年）、長崎の生まれ。一九四〇年司祭叙階。夙川、田辺、北浜、豊中の各教会を歴任。レジオ・マリエ大阪セナートスの指導司祭をはじめ、近畿教誨師連盟理事長と同会長、カトリック教誨師連盟メンバーでもあった。
今回はＷ・Ｓツーリスト主催で８月16日から９月１日までイスラエル・トルコ聖地巡礼の旅に参加していた。葬儀は８月27日午後零時、大阪カテドラルで。
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REV. FR. JOHN. S. MAEDA GALLERY
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1980年頃。みこころ幼稚園の聖母行列。
先頭の前田神父の隣にいるのが、
幼少時のかいぬし。
前田神父が最もお気に入りだったと
いわれる一枚。
阪神地区九教会の運動会で。
武庫之荘教会旧聖堂の玄関前で。
宿泊練成会の朝かな。
武庫之荘教会旧聖堂の祭壇前で。
武庫之荘教会旧司祭館の集会室で。
みこころ幼稚園の旧園庭で。
地区集会の家庭訪問？
宿泊練成会の一枚。
ガリラヤ湖畔でミサをささげる
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教誨師として褒章
勲五等双光旭日章
前田朴さん
（七六）
「ささやかな奉仕なのに――とてもありがたいことです」と、受章の喜びも遠慮がちに。
武庫之荘カトリック教会神父。昭和二十八年、大阪拘置所で教誨師（きょうかいし）の仕事を引き受けてから三十四年になる。この間、十一人の死刑囚に洗礼を受けさせ、「私の骨を預かって」と懇願されたことも。極限状態で、人の一番奥深い気持ちをかい間見、心を突き動かされる。
長崎県出身。旧制長崎海星中、東京神学院を経て昭和十五年、ローマ法皇庁立ウルバノ大学修士課程修了。現在、大阪親愛（※正しくは信愛）短大で宗教学を教える。「生きている限り、教誨師のボランティアは続けるつもり」だ。
（1987年頃の朝日新聞・地方版の記事と思われるものより転載）
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